それで?」
「加入させたい人材が居れば体験期
銅鑼灣 Hair salon間を設けて様子を見ましょう。しかしレイラさんは長くフリーでやっているのか、あまり返事は芳しくないと思いますし、あの人におんぶに抱っこでは格好が付かないと思うんです。報告して一応加入するか聞くだけでいいでしょう」
「分かったわ。しっかり考えてくれたのね。立ち直ってくれて嬉しいわ」
そう言って笑顔になるシャーロット。いつもジト目だから笑顔がまぶしい。
「レイラさんは今日、あなたが起きてくるまで宿の飲めるところで飲んでるって言付かっているわ。行きましょう」
「分かりました」
俺とシャーロットは階段を下りていった。
「おはよう、じゃないわね。ユキト、よく眠れた?」
「はい、やっぱりどこの世界も事情聴取は面倒
銅鑼灣 Hair salonですね。それとレイラさん、査定ありがとうございます」
「なーに、あたしが好きでやってることだから構わないわ。報告しておくわね。ヘンリーの武具はそこまで損傷が無かったからそれなりの値段で売れたけど盗賊ギルドの奴は鎧はダメだったわ。蜂の巣だったもの。篭手とナイフは案外良い値が付いたけどね」
「構いません。それでは、そのお金で今晩のご飯はおごりますよ。シャーロットも行きましょう」
「ええ、分かったわ」
「そうそう、嫌なことはお酒飲んで愚痴吐いて忘れるのが一番よ。シャーロットとおねーさんが居るんだから、言いたいことは全部ぶちまけちゃいなさい」
「お気持ちは嬉しいのですが、気持ちの整理
銅鑼灣 Hair salonは付いてます。後は食べながら話しましょう」
「分かったわ。昨日のところはなんかなんとなく「疾風の牙」と顔合わせたら気まずいでしょうし、別のところに行くわよ。それでいいわね?」
「はい、構いません」
「私も詳しくないのでお任せします」
「ならよし。行きましょうか」
あの件で「疾風の牙」は別のところへ宿を変えている。おそらく顔は合わせないだろう。
そして俺達はここら辺の味付けではなく異色を放っている「異世界料理店 猫のゆりかご」と言う店に連れて行かれた。
「ここの味は変わっていて面白いのよ。それに調味料に力を入れてて、異世界の味の再現を頑張っているわ。ついでにここの店主は狼の獣人だから中で「犬?」って聞くとうんざりした顔されるからね」